2020年度に就活をしている学生さんは、思いもよらない状況での戦いを強いられています。
何より、今までなかった対応に苦戦した人は多いですよね。
このような状況の中、今後の就職意識に変化はあるのでしょうか?
今回は、リアルな学生さんの意見を経営者のみなさんに届けたいと思います。
就活のリアルな声に迫る
今回の記事では、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが行った、11人の学生を対象としたインタビュー調査を参考に、リアルな声に迫りたいと思います。
調査対象となる学生さんたちは、2020年度に就職活動を行っていますので、コロナの状況と戦いながら奮闘しています。
リアルな声を参考に、次の2点から就職意識の変化を見ていきましょう!
①志望業界・企業の変化
②コロナの企業対応から志望先を考える
ここからは、上記2点を詳しく解説しましょう。
①志望業界・企業の変化
1つ目の就職意識の変化は、志望業界・企業の考え方が変化し、多様な視点から就職先を探すようになったことです。
従来までの就職活動の考え方は、大手企業やベンチャー企業といった、安定性や資金力のある企業をメインとしている学生が多かったですよね。
志望する企業の選び方には、ネームバリューだけでなく、福利厚生等で判断していたことでしょう。
今回の記事では、この考え方を否定するつもりはありません。
ですが、調査対象の学生さんから、志望業界におけるコロナの影響を見て志望先を検討し直したという人がいました。
コロナの影響で大きなダメージを受けた業界は多いですが、立ち直りの早い所とそうでない所の差が明らかになっていますよね。
その結果、志望先を見直しているという傾向があると言えるでしょう。
②コロナの企業対応から志望先を考える
2つ目は、コロナの影響でどこの企業も少なからず採用活動がストップしましたよね。
その時の対応から、志望先を見つめ直したという事例があるのです。
例えば、緊急事態宣言が出てから、学生さんにその後の対応の連絡が何もない企業と、今後の動きを連絡した企業では、どちらが安心できるでしょうか?
多少なりとも、連絡がある企業の方が安心できますし、イメージも良いですよね。
この影響で、音沙汰のない大企業よりも、オンライン面接等今後の対応を連絡してくれた中小企業に行きたくなったという学生さんもいました。
また、緊急事態宣言解除後に、すぐに面接をするから本社に来て欲しいという連絡がきた企業には不安を感じる等、マイナスイメージを持ったという声もあったのです。
確かに、コロナの脅威が去っていない中で、感染リスクの高い環境に飛び込むのは誰でも怖いですよね。
就職活動をしている学生であっても、もしかすると未来の社員になるかもしれません。
そのような人たちが現段階で不安を感じるというのは、社員になった時の対応にも繋がってきますよね。
採用前の段階から、企業対応は判断されていると言っても過言ではありません。
オンライン面接がもたらした変化とは?
今年度最大の就職活動の特徴は、オンライン面接ですよね。
これは、2020年度の学生さんが対応しなければならない壁になったことでしょう。
交通費がかからない、感染リスクを抑えられるとして、画期的な手法になりましたよね。
その一方で、直接対面で話している訳ではありませんから、その場の臨場感やアピールがしにくいと感じている人もいました。
また、オンライン面接ならではのマナーというのが求められますので、その対応に苦戦した人は多かったでしょう。
このことは、学生さんだけでなく、企業側の担当者も大変でしたよね。
オンラインを駆使した就職活動は、今後の学生も意識しているため、常識になりつつあります。
参考URL(https://shibuya109lab.jp/article/200825.html)
まとめ
今回は、コロナの影響で起こった就職意識の変化についてお話ししました。
実際に今年度の就職活動を体験している学生のリアルの声からは、従来の企業選び等の視点が変化したということが分かりましたよね。
また、面接のあり方も変わりましたので、新しい価値観やイメージアップの方法が広がりました。
特に、コロナの影響でも将来性がある、基盤が確立している企業への人気が高くなっていると言えるでしょう。