クラウドファンディングで把握しておくべきリスクとは?

その他のリスク

ここ数年、芸能人だけでなく、一般の人でもクラウドファンディングを活用している人が多いですよね。
「私も試してみたい」という人も、結構多いのではないでしょうか?
しかし、きちんとリスクを理解しておかなければ、失敗してしまうケースも中にはあります。
クラウドファンディングのリスクには、何があるのでしょうか?

企画する側に想定されるリスクとは?

まずは、クラウドファンディングに企画を挙げて、資金を集めたいと思っている人向けのリスクをご説明します。
企画する側にとって、一番不安なのは、資金が十分に集められるかどうかになりますよね。
サービス利用者の多くは、多様な企画を挙げていることがほとんどでしょう。
その企画が、投資者が魅力的に感じられるかどうかが、ポイントになりますよね。

そのため、多くの人が賛同した場合はお金が集まりやすいですし、そうでない場合は上手くいかないということもあり得るのです。
ですので、アイディア面での苦労だけでなく、盗用されるかもしれないというリスクとも隣り合わせであると言えますよね。
せっかくのアイディアも、盗まれてしまっては意味がありません。

また、企画がすべて完了するまでは、対価を用意するための細かな手間が出てくることになるでしょう。
クラウドファンディングを利用する多くの人は、投資した際に得られる見返りを期待して行っていることがほとんどですよね。
そのため、企画側もリターンを設けている場合は、その手配や準備をすることが求められますので、手間がかかると言ってもいいでしょう。

これらは、事務的な手間だけでなく、心理面にも影響を及ぼすかもしれません。
お金を貰っている以上、成功させなければならないと、プレッシャーに感じてしまう人もいて、ストレスを感じてしまうかもしれないでしょう。
簡単に企画を挙げることはできますが、上記の負担を考えた上で、サービスを利用するかどうかを判断した方が良いかもしれませんね。

投資する側に想定されるリスクとは?

一方で、お金を投資する側のリスクには、何があるのでしょうか?
みなさんの多くは、企画する側よりもこちら側になる人が多いかもしれませんよね。
大切なお金を渡すことになりますので、ほとんどの場合、何かしらのリターンを期待して行っていくでしょう。

しかし、投資をしたからと言って、確実にリターンがあるという保証はありません。
きちんとしている企画者もいますが、主にインターネット上でのやり取りになりますので、トラブルに発展してしまうことも少なくはないです。

例えば、企画の炎上によって返金がないまま中止になる、資金を集めてから音信不通や企画自体が失敗した、というケースが実際にありました。
さらに、集まった資金を持ち逃げしたというケースもありましたので、投資者にとっては許せないトラブルもあるのです。
このような事例を見ると、投資する側にとっては安心できませんよね。
投資をするということは、このようなリスクと隣り合わせになると言っても良いでしょう。

中には、ある時期までは返金対応をするという対応を取っている場合もありますが、すべてではありません。
そのため、投資者は、一度投資したお金は基本的に戻ってこないと考えた方が良いのかもしれません。
従って、金銭的なリスクを回避するためには、投資先のプロジェクトを吟味し、投資しても問題がないかを判断する必要があるでしょう。

また、大きなトラブルの場合は、当事者だけでなく、運営とも相談できるかどうかが大事になります。
信頼できるサービスやプロジェクトを探すことが、リスクを小さくできるポイントになるでしょう。

まとめ

今回は、クラウドファンディングを利用するにあたってのリスクをご説明しました。
これは画期的な方法ですが、企画者・投資者双方で注意をして対応をしなければ、トラブルになりかねません。
実際に、高額な資金を巡って、重大なトラブルが発生しているケースも、多く見られますよね。
元々は、利用した双方に大きなメリットが得られるサービスになりますので、リスクを頭に入れながらサービスを利用するのが望ましいでしょう。