法人保険の概要とメリット

事故・災害リスク

経営者のみなさんの中に、法人保険に加入しているという人はいませんか?
会社の経営は常に安定しているとは言えませんし、不測の事態が起こるかもしれませんよね。
そもそもどのような内容なのか、あまりよく知らないという経営者の人もいるでしょう。
ここでは、法人保険の概要やメリットをご紹介したいと思います。

法人向けの生命保険という特徴

法人保険は、その名称にある通り、”法人”を対象とした保険になりますから、個人の保険とは違いますよね。
よく例えで言われるのは、法人向けの生命保険ということです。
例えば、個人向けの生命保険は、怪我や病気にたいしての保障がなされる特徴があるでしょう。

その一方で、法人保険の場合は、会社を経営していく上で想定されるリスクから守ることを目的として作られています。
経営で想定されるリスクには、どのような内容があるのかを相続してみて下さい。
例えば、会社の経営が悪化したり、倒産してしまったりするリスクや、従業員が怪我をしてしまったというリスクが考えられますよね。
個人の保険の怪我・病気とは違いますが、これらは立派に経営するにあたり想定されるリスクになるでしょう。

そして、これらのリスクに共通して言えることは、高額な出費が予想されるということです。
小さな怪我ならともかく、社員に大きな影響の残る怪我をさせてしまった、取引先が倒産して利益が回収できなくなってしまった。
このような事態の対応には、それ相応の資金が必要になってくるでしょう。
その時に、高額な費用が賄えない、用意できないと会社はどうなるでしょうか?

経営に、より大きな影響を与えてしまうことが予想できますよね。
様々なリスクから経営を守るために存在しているのが、今回ご紹介する法人保険であると言えるでしょう。

加入して得られるメリットは?

法人が保険に加入して得られるメリットには、以下の3つが挙げられます。

①経営者にもしものことがあった場合に備えられる

中小企業や家族経営の場合は、経営者が倒れてしまうと成り立たないという事情を抱えている会社が多いです。
そのため、健康上の理由等からの倒産を防ぐ手段として、保険を活用する手はありません。
保険会社によっては、死亡時の保障で約1億円受け取ることができますから、当面の資金としては十分な額になるでしょう。
ですので、健康上の不測の事態になってしまい、会社を畳むということはしなくても済むかもしれません。

②融資を受け取ることができる

どうしても経営状態が苦しい会社の多くは、銀行等からお金を借りられないか、頭を働かせますよね。
その候補先として、保険を利用できることは知っていますか?
今まで支払っていた保険料の中の一定割合分を、融資として受け取るという選択をすることもできるのです。

もちろん、この仕組みは保険を継続したままできますので、もしもの時は保障をしっかりと受けられますから安心できますよね。
経営状態に悩んだ時の救済手段として、選択肢を広げることができますから、いざと言う時は心強いでしょう。

③事業継承時にも大活躍する

また、事業を後継者や第三者に引継ぐ際に、想定される金銭的な負担を小さくすることができるメリットがあります。
例えば、金銭的な物だと贈与税や相続税が発生しますから、その分得られる金額が少なくなってしまうことが想定されますよね。
しかし、その負担分を軽減できるならば、多くの資産を引き継がせることができますので、何もしないよりはお得に感じられるでしょう。

このように、保険に加入しておくことは、現状を守るだけでなく、将来的なことにもプラスの影響を与えますから、加入しておいた方が良いのです。
ただし、法人税の節税効果に関しては、2019年の10月からできなくなりましたので、ご利用の際は注意して下さい。

参考URL法人保険比較.NET
(https://xn--gmqp1a146dk3ad35itmj.net/meritto/)

まとめ

今回は、法人保険の概要とメリットについてご紹介しました。
保険には、幅広く保障している内容もあれば、特定の出来事に特化した内容を売りにしている商品もあります。
そのため、加入を検討する際は、会社の状況を考えて必要な保障内容を選択していくとよいでしょう。
保険自体は、経営の保障以上のメリットが十分にありますので、特に中小企業の場合は加入を検討してみても良いかもしれませんね。