先日、大阪を含めた西日本の主要都市では、緊急事態宣言の解除が宣言されましたよね。
日本での感染状況は、ピーク時に比べると落ち着いてきたと感じる人もいるでしょう。
一方で、世界全体を見てみると、状況はどうなのでしょうか?
今回の記事では、現段階での新型コロナウィルスの感染状況の動向を見てみたいと思います。
感染者が多い国に変化はあったか?
外務省の海外安全ホームページでは、直近の感染状況の推移を見ることができます。
5月23日の時点で、感染者が最も多いのはアメリカの約150万人です。
最近のニュースでは、感染者だけでなく、失業者の増加も見られることから、日本以上に経済活動に大きな影響が出ていることが分かりますよね。
このような状況下の中、20日には限定がされているものの、経済活動が再開されることになったのは、知っている人も多いでしょう。
ですが、感染症の影響が全くなくなったわけではありません。
やはり、不安に感じている人は多く、元通りの状態に戻るのにはまだまだ時間がかかりそうですね。
また、感染が世界各地で発覚した当初、感染者が多いとされていたスペインやイタリアを含むヨーロッパでは、感染者数が横ばいになってきています。
例えば、現在までにイタリアでは22万人ほどの感染者が確認されていますが、アメリカと比べると増加率は抑えられているかもしれません。
他のヨーロッパの国々を含めて、外出制限等の効果が少しずつ出てきていると言っても良いでしょう。
一方で、最近感染者の増加が見られるのは、ブラジルになります。
特にブラジルは、4月半ば以降急激に増えていますよね。
国のトップが感染症の危険性を軽視している部分があり、国全体で感染を止めるための動きがあまりできていないような状況です。
現在、感染者は33万人ほどに増えてしまい、世界で2番目になってしまいました。
南米が次の震源地と呼ばれる理由に、納得できる人は多いでしょう。
世界から見た時の日本の状況はどうなの?
ここで、日本の感染状況を少し確認してみましょう。
日本の最近の感染者は、23日現在だと1万6千人で、お隣の韓国と比べると少し感染者が多いという状況になります。
一時期は東京都内の感染者が、200人近くなっていたこともあり、不安を感じていた人もいますよね。
ですが、東京都内のここ数日の状況は、感染者が10人以内に留まっていますので、4月前半の状況から見ると、比較的落ち着いてきましたよね。
経済活動も徐々に再開される予定ですが、第2波の影響が懸念されているのも事実です。
実際に、国内だと北海道がその影響を受けており、今も警戒が強められている状況ですよね。
経済活動が開始し、従来の生活に戻ることによってぶり返してしまう危険性は否めないでしょう。
これは、日本だけの問題ではありません。
先程取り上げたアメリカだけでなく、ブラジルの国全体の感染対策の指針がまとめらないのも、これが関係していると言っても過言ではないでしょう。
国民の生活や国の経済面から見ると、経済活動がストップしたままなのは好ましくありませんよね。
ですが、感染を拡大する要因に確実になってしまいます。
実際に、経済活動を開始した国から、新たな感染者が見つかったという事例もありますよね。
そのため、今は落ち着いていたとしても、今後の状況によっては、また感染が拡大するという恐れがあると思って下さい。
現在、ブラジルを中心に南米にもその影響が広まっていますから、世界の視点から見ると、完全に安心できる状況ではないですよね。
感染者数の推移から見ると、日本は小規模かもしれませんが、油断は禁物です。
まとめ
今回は、新型コロナウィルスの世界の感染者状況と、日本の状況を比較して見てみました。
最初に感染が発覚した中国よりも、アメリカは膨大な感染者が見られる結果となりましたよね。
その一方で、世界全体で見ると、まだ感染が落ち着いたとは言い切れない状況です。
日本も一部地域では徐々に日常に戻りつつありますが、感染しないという確実な状況ではないので、まだまだ用心するに越したことはありません。