闇バイトとは??

その他のリスク

バイトの募集はSNSやネットの掲示板で見かけることもありますが、中には簡単に短期間で稼ぐことができる、即日高収入と書かれている求人も見つかるでしょう。

身近なネットやSNSの中に、犯罪への入り口も紛れているのです。

毎日のようにニュースで報道されている闇バイトですが、具体的にはどのような物なのかを解説します。

以外と身近にある闇バイト

仕事内容を明らかにしないまま高額な報酬を提示し、違法な仕事をさせようとするバイトのことを、闇バイトといいます。

内容は犯罪に関したもので、近年では増加していることで毎日のようにニュースでも取り上げられているのです。

関連した犯罪は以前から世間で騒がれていて、気軽に応募して知らないうちに犯罪に加担しているケースもあります。

実行役による強盗事件は今も相次いで起こっているのですが、実行犯となっているのはSNSに明るい若者たちです。

以外と身近に潜んでいて誰もが気を付けるべき危険として、深刻な社会問題にもなっています。

自分には関係ないと思ってニュースを聞き流す人も多いのですが、関連して検挙される件数は徐々に増えているのです。

日本政府でも緊急対策プランを発表しており、初めてのバイトを探す学生向けの労働関係法令解説のハンドブックにも、注意喚起を盛り込んでいるのです。

様々な取り組みを政府が実施していますが、知識を身に着けて近づかないようにするという自衛も必要となります。

警察庁では、違法な求人の特徴をリーフレットにまとめていて、実際の募集情報の特徴に合った事例が記載されているのです。

特に、SNSを利用して求人情報を検索する人を対象として注意喚起を強化していて、犯罪への加担を防ごうとしています。

事例としては、SNSのDMを利用した募集や、即日稼働可能、高額、即日払いなどのキーワードで実行者を募っている求人情報などがあるのです。

あらかじめ事例を知っておくと、似たような状況に陥った時に闇バイトかもしれないと思いつき、防ぐきっかけになるかもしれません。

東京都では、加担を防止することを目的として、特殊詐欺加害防止の特設サイトを開設しています。

サイトでは、特殊詐欺の種類や特徴などを詳しく解説していて、犯罪に巻き込まれるのを防ぐために必要な知識を提供し、注意喚起をしているのです。

好条件の求人があったとしても仕事の内容が違法か、もしくは普通のバイトなのかを見極めるための判断力があるか、試すことができるでしょう。

SNSでの求人には注意!

違法行為に加担することになる原因はいくつかの種類がありますが、特に多いのがSNSを用いた求人情報です。

SNSは情報を収集したり発信したりするのに向いているツールなので、バイトや仕事を探すのにも使用されています。

企業も、公式アカウントやチャンネルを立ち上げ、求人情報を発信したり仕事探しの情報提供をしたりしているのです。

SNSは求人の掲載や募集が誰でもできるツールなので、安全性や発信者の信用なども確認しなくてはいけません。

求人が違法か普通のバイトかがわからないのであれば、別の方法で求人を探すようにした方がいいでしょう。

条件が魅力的なように見えても、内容が違法だった場合のリスクを常に考えて疑いながら仕事を探すようにしましょう。

令和5年1月から7月の間に特殊詐欺として逮捕された人の過半数は、きっかけとなったのがSNSです。

SNSは日常的に誰でも気軽に使うことのできるツールで、特に若年層の利用率が高いため、犯罪に関わるきっかけもあります。

また、警察庁の発表したデータにおいても、具体的にどのような条件を出して募集しているのか、実例を紹介しているのです。

様々な求人がある中でも、特に報酬が他の求人と比べて高すぎる場合や、条件が良すぎる場合、即日払いなどと書かれているものは、注意してください。

間違えて応募したとしても無理に参加させられる可能性があり、場合によっては家族の安全が削られることもあるでしょう。

SNSやメッセージアプリでDMに好条件の求人が届いたため、返信したら犯罪行為を行うように指示されることもあります。

すぐに稼げる仕事、毎月100万円かせげるというのは犯罪か、あるいは詐欺の可能性が高いのです。

SNSやメッセージアプリで、知らないアカウントから仕事の誘いがあったとしても、乗らないように注意しましょう。

特に、停止された報酬が高額である場合や業務内容を詳しく教えてくれない場合は、自分を守るためにも危機感を持って対応しないことが重要です。

旧TwitterのXやFacebook、Instagram、iMessageなどは、特に犯罪関連の募集に使われることが多いツールです。

ツール自体には問題がないのですが、身近なツールであっても犯罪の入り口になってしまうことがあるというのは覚えておきましょう。

また、SNSでやりとりした後に匿名性が高い連絡手段ツールに誘導されることもあるでしょう。

SNSだけではなく、ネットの掲示板やコミュニティサイトにも求人が掲載されていて、違法なものが紛れていることがあります。

欲しいものがある、生活費が足りないなどの理由で、短期間の仕事で高収入を得ようとして、魅力的な条件に惹かれる人もいるでしょう。

しかし、簡単に大金を稼ぐことのできるバイトは実際にはないため、仕事内容が明確ではない仕事や報酬が異常に高いバイトには応募するのを避けてください。

いくら収入が高額であっても、犯罪行為に加担してしまうと人生そのものが台無しになってしまうかもしれないのです。

被害者のことも考えて、違法行為には加担しないよう注意して求人情報をチェックしてください。

もしも応募してしまった場合は、なるべく早く相談窓口に連絡して、対処する必要があるでしょう。

まとめ

闇バイトというのは、犯罪行為に加担することを前提とした求人のことです。

近年特に増加していて、ニュースでも連日のように取り上げられているのですが、どのようなものかを詳しく知らない人も多いでしょう。

軽い気持ちで応募して犯罪者になってしまったという人も多いため、適法ないバイトかを見分けて応募しないようにしましょう。

簡単に大金を稼ぐことができるバイトというのは、存在しないのです。