世の中に存在する全ての企業が商品やサービスを提供しています。
その商品やサービスの見直しってどれくらい頻度で行っているでしょうか?
今回は意外と後回しにしてしまう商品構成の見直しが売上に与える影響について解説させて頂きます。
商品を取り巻く環境は常に変化している
あなたの会社はどれくらいの頻度で商品構成を見直ししているでしょうか?
毎年行っている、三年に1回くらいなど各会社様々でしょう。
この頻度について正解はありませんが、商品構成の見直しはできる限り多いことがお勧めです。
なぜなら、商品を取り巻く環境は常に変化しているからです。
例えば、あなたの会社が五年前にとあるAという商品を作ったとしましょう。
おそらくその商品を開発する際には、市場調査を入念に行ったことでしょう。
類似商品の価格や機能性・利便性などあらゆる面から調査したはずです。
それを踏まえた上で自社商品のポジショニングを決定し、市場に発表した結果大ヒットとなりました。現在も全盛期とは言わないまでも、それなりの売上を記録しているとします。
この場合、非常に危険なことは「それなりに売れている」ことです。
売上がある程度ある場合は、市場調査を怠りがちで、気づいたときには手遅れになってしまいます。
そうならないためにも、せめて1年に1回は再度市場調査を行い、他社商品とのポジショニングマップなどを整理し直す必要があるのです。
マーケティングの原点は商品力
全ての企業は売上を上げるために日々マーケティングを行っております。
しかし、マーケティングというと集客や営業に目が行きがちです。
この記事をお読みの方もマーケティングと言えば、WEB集客やチラシなどのイメージが強い方も多いはずです。
しかし、マーケティングの意味は、その商品やサービスの売り上げを最大化するための行動全てを意味します。
そして、マーケティングの原点にあるのは商品力なのです。
極端に言えば、商品力が高い商品は集客や営業しなくても売れていくということです。
つまり、重要なことは、まず自社の主力商品を定義し、その商品が他社のどの商品にも負けない唯一無二の存在になるようピカピカに磨き込むことです。
そのためには、不必要な商品を排除する必要もあるかもしれませんし、その主力商品に繋げるための設計が必要になるでしょう。
このように商品の構成はついつい後回しにしがちな部分ですが、マーケティングにおいては最も重要な点とも言えます。
少なくとも1年に1回、もしくは他社商品がリニューアルされたときなどには、必ず最新状況を把握し、商品構成にテコ入れする必要がないかを検討するようにしましょう。