今や多くのモノがデジタル化している現在、企業も様々な形でかかわりを持っているでしょう。
しかし、環境が変われば生じるリスクも変わり、そのリスクに対する取り組みも変化せざるを得ません。
デジタル化によって生じるデジタルリスクに対して、企業はどう取り組んでいくべきでしょうか?
デジタルリスクにはどのようなものがある?
デジタル化によって企業に生じるリスクとしては、どのようなものが考えられるでしょうか?
まず、どのようなデジタルリスクが生じるのかを考えてみましょう。
デジタル化によって大きく変わったのが、情報の発信です。
昔であれば、情報を発信するためには広告を出す、ポスターを作る、テレビでCMを流すといった方法をとるしかありませんでした。
しかし、その後はウェブサイトを作成することで簡単に情報を発信できるようになり、さらに今ではフェイスブックやツイッターなどのSNSを利用することで、企業だけではなく個人でも簡単に情報を発信できるようになっています。
YouTubeを利用して、CMを流している企業も少なくありません。
こうして簡単に情報の発信ができるようになったのですが、そのことで新たなリスクも生じるようになりました。
また、ユーザーからの声も届きやすくなった結果、炎上という問題も生じるようになったのです。
情報発信に伴うデジタルリスクとして、よく言われるのがSNSの投稿内容についてです。
企業としてのアカウントを使って、不適切な発言をしてしまったというニュースはよく見かけるでしょう。
例えば、会社の不祥事が発覚したことを知らずに、SNS担当者が休暇中に旅行しているところをSNSに投稿した場合、それがきっかけで炎上することもあります。
拡散するスピードが速いため、問題となるのもあっという間なのです。
また、デジタル化によって情報の流出がしやすくなったというリスクもあります。
紙の書類は、会社から持ち出すのも大変でしたが、デジタル化したことで簡単にデータの移動ができるようになり、ネットワークを通じて流出することも増えています。
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デジタル化によって利便性が向上することは良いことですが、そのせいで新たなリスクも生じているのです。
しかし、今更デジタル化を辞めようというのは難しいため、企業はリスクへとの対処をしていかなくてはいけないのです。
企業が行うべきデジタルリスクへの対処として、まずは不用意に情報を発信しないように社員教育を改善していくことです。
どのようなことが不適切になるのか、その認識を共通のものとしましょう。
また、炎上してしまったときに備えて、担当者をきちんと決めておくことが重要です。
炎上は初期対応がきちんとしていればそれほど大きくならずに消火することもできるので、いち早く対応できるような体制を整えましょう。
情報流出に備えるには、まず会社のデジタル管理をきちんと行うことが大切です。
不要にデータを持ち出せないようにして、ネットワークに接続するパソコンはセキュリティを厳重にしておくべきです。
しかし、デジタル面でのセキュリティはその安全性がわかりにくいので、体制を整える時にはまず専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
その方が、費用と効果を考えあわせたセキュリティ体制を構築しやすくなるでしょう。
まとめ
現代において、デジタル化の波は多くの企業に影響し、避けようがないものとなっています。
しかし、デジタル化をすることで新たなデジタルリスクが生じてしまうので、記号はそのリスクにどう対処するべきかを考えておく必要があるでしょう。
デジタルリスクへの対処を進めていくには、まず専門家からアドバイスを受けることをお勧めします。
そうしたほうが、無駄なく対処できるでしょう。