会社のパソコンがウィルス感染による情報漏えいを起こしてしまったら、顧客や取引先に多大な迷惑をかけるだけでなく自社も損害賠償責任を負うことになり大きな損失を被ることになります。
そのためにもまずは正しい知識を持ち、起こりうるシチュエーションなどを想定した上で適切な行動を取ることが求められます。
ウィルス感染が起きる状況とは?
では実際にウィルス感染や情報漏えいはどのようなシチュエーションで起きるのか考えた場合、よくあるウィルス感染のケースとして次のようなことが挙げられます。
・USBメモリや外付けハードディスクなど外部メディアからの感染
・メールに添付されたファイルを開封することによる感染
・不正サイトや不正広告からの感染
・不正ファイルやアプリのダウンロード、インストールによる感染
もしもウィルス感染したらどうなる?
ウィルス感染した場合は、パソコンの処理速度が遅くなる、もしくはフリーズや強制終了、再起動が頻繁に起こることがあります。
さらにはブラウザを開けば勝手に広告やメッセージが表示される、保存していたファイルが消える、知らない間にメールが送信される、操作自体が不能になるなど、様々な事態を引き起こします。
これらは作業を行う人の業務に支障が出るだけでなく、会社全体のセキュリティに悪影響を及ぼすことになってしまうでしょう。
情報漏えいが起きる理由は?
そして情報漏えいを引き起こす可能性がある行為としては、個人のスマートフォンで社外秘情報が含まれるデータのダウンロードをすることや、個人のメールアドレスに会社の資料を送って自宅で作業をするといった行為などです。
他にも取引先とファイル共有に個人のオンラインストレージを使用する行為や、個人のノートパソコンを社内に持ち込んでネットワーク接続を行うといった行為など、多くの場合は個人所有のものを使用することにより情報漏えいに繋がるケースが多くなっています。
社外に情報を持ちだす際には管理簿などで確認していくなど、個人の私物を安易に社内で使わせないことも必要になるでしょう。特にスマートフォンは紛失や盗難の危険性が高いため、特に注意が必要だと言えます。
セキュリティについて正しい知識を
ウィルス感染や情報漏えいを防ぐために、まず一人一人がセキュリティに関して正しい知識を持つことが大切です。リスクを意識することが大切ですので、インターネットへのデータのアップロードなどは最新の注意を払う心構えも必要です。
そして個人のスマートフォンやノートパソコンなどを社内で使用する際には注意が必要ですし、社内の重要情報にアクセスする場合には情報が漏れるリスクについて理解しておくことが必要です。