働き方改革として様々な仕組みを導入している企業は、もはや珍しくなくなってきました。
それにより成功している企業も数多く存在していますが、何か秘訣があるのでしょうか?
意外にもそのスタートラインは、経営者自身にあるのです。
今回は、経営者が率先して始めていきたい”思考チェンジ”について、お話しします。
組織の戦略を率先して考えられる立場だからこそ
企業の中心となるのは、あくまでもそこで働いている社員になりますよね。
一人一人の活躍があるからこそ、経営が成り立っていると言えるでしょう。
ですが、全員の方向性や行動がバラバラならば、上手く成り立っては行きません。
方向性等をまとめるために、経営者の立場は存在しているでしょう。
しかし、時代に沿った経営戦略が行えなければ、経営自体にも影響してきます。
世間の流行や動きのスピードは、とても速いですから、その動きに鈍感になってはいけませんよね。
特に、経営者の場合は、自らの成功体験や今までの行動から、考え方が固定化されがちなことがあります。
確かに、成功したやり方を続けていくことも大切ですが、果たして常にそのやり方が正しいと言えるでしょうか?
そのため、常に思考チェンジを行いながら、戦略や社内改革を進めていく必要があるでしょう。
例えば、近年導入されている働き方改革は、従来の価値観からはありえないような内容も含まれていますよね。
その内容を素早く浸透させるには、経営者の判断が重要になります。
上層部の思考が変わると、社員たちの思考も変わりやすいですよね。
このような動きは、どの業界にも当てはまることでしょう。
日本人に多い思考を、チェンジするための種を蒔こう
どちらかというと、日本人は”こうあるべき“という形に囚われやすい傾向がありますよね。
そのため、新しい動きへの対応に、少し抵抗してしまうといった傾向があるかもしれません。
企業全体の思考チェンジを促すならば、経営者がその種を蒔いてあげる役割があります。
そのカギは、社員自身がこれからどうしたいのか、どのように働きたいのかを考えるきっかけ作りにあるでしょう。
一方的に与えられた作業をこなすことは、誰でもできますし、楽かもしれません。
しかし、それだけでは新しい流れを作り出すことはできませんよね。
経営者の立場の思考でポイントとなるのは、いかに社員一人一人に当事者意識を持たせることができるかどうかになります。
人間は誰でも、目に見えた成果や嬉しい出来事があると、また頑張ろう、会社のために働こうと思いますよね。
日常の中に、企業の一員として行動しているという意識がなければ、会社のために何かをするという行動をすることは難しいでしょう。
そのためには、働きやすい環境を整えてあげるということが一番の近道になりますが、ここで勘違いをしてはいけません。
みなさんの中には、業績の良し悪しと環境は関係ないと思っている人はいませんか?
実は、両者は密接に関係しており、環境への充実度が高くなるほど、業績にもプラスの影響が出てくる傾向があります。
ですので、業績面のみで判断して、新しい仕組みの導入を躊躇してしまうのは、間違いだと言えますよね。
経営者自身も含めて、余裕のある環境でなければ新しいアイディアは生ませてきません。
例えば、精神的に追い詰められてしまうような環境では、社員が安心して働くことができると言えますか?
時代は、経営者が企業を強引に引っ張っていくのでなく、社員と一緒に歩いていく傾向に変わってきています。
このような思考にチェンジできないと、取り残されてしまうと言っても過言ではありません。
経営者の思考チェンジは、これほどまでに重要な要素になっているでしょう。
参考URLグローバルリーダーシップ研究所beyond
(https://globalleaderlab.com/work-style-reform-essence-purpose)
まとめ
今回は、経営者の思考チェンジについてお話ししました。
企業に対する働き方や経営の仕方は、近年大きく様変わりするようになりましたよね。
業績を伸ばしていけているところは、その波に上手く乗れていて、社員の満足度も高い傾向があると言えます。
現状を打破するためには、やはり経営者の思考チェンジから始まっていきますので、重要なポジションであることを忘れないで下さいね。